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良いβグルカンの安い購入法とは (1)

βグルカンを主成分とする健康食品は多いが、仕事をしてくれるのは中に含まれているβグルカン成分である。
つまり、製品の量が多い少ないは問題ではなく、それよりも遥かに重要な指標として、中に含まれているβグルカン成分の量が多い製品が良いβグルカンだと言える。

βグルカンと免疫細胞

具体的な例としては、アガリクスやメシマコブに代表されるキノコ健康食品では、大量1kgも食べてさえも成分としてのβグルカン(ベータグルカン)は半分の500gも含まれていない。良くても100g、多くの製品には50g程度しか重要成分が入っていないのである。。

一方、昨今に主流となりつつある高純度タイプのβグルカン製品では、わずか100g食べるだけでβグルカンは半分を遥かに超える60~85g以上も食べることができる。
単純比較でも倍以上のβグルカン成分を食することができるので、まさに桁が違う程に効率が良くなる。

つまりは、“純度が高い”βグルカン製品を選ぶことが、効率良くβグルカンを食べられる最も解り易く、かつ重要な指標なのである。

βグルカン健康食品の純度に着目して健康食品を見てみると、βグルカンの純度=含有率は、大流行したアガリクスでも2~5%程度と低いことに驚かされる。
その後に登場したメシマコブやハタケシメジ、鹿角霊芝やカバノアナタケ(チャーガ)でも10%を超えることは無い。
最新流行のキノコ健康食品とされるハナビラタケの大げさな広告表記でも40%がやっとなのだ。

一方、世界的に大流行しているパン酵母から抽出したβグルカン製品では、安い製品でも60%以上、最高級品ならば85%を超えるβグルカン純度が実現されている。

もちろん価格が2倍、3倍では意味が無い。最高級のパン酵母βグルカンは5万円を超えるような非現実的な販売価格が多かったのだ。これほどに高額では購入できるのは一部のお金持ちだけに限られ、実用的とは言い難かった。

しかし、パン酵母抽出のβグルカン製品もいよいよ普及が進み、最高級品質の85%を超えるβグルカン純度の製品でも1万円以内で買えるようになってきた。

成分の分析結果を公表している信頼の置ける製造会社のβグルカン製品を選ぶことで、良いβグルカンを安く買うことが簡単にできるようになったのだ。

βグルカン健康食品の適正な販売価格とは!?

βグルカン(ベータグルカン)を主成分とする健康食品は数万種類を超えており、最も商品の種類が多い健康食品の系統と言える。ここで、問題となるのはβグルカン健康食品は総じて価格が高いということ。

その理由は希少性が強調されたキノコ原料のβグルカン健康食品に集約される。「幻の」とか「伝説の」と言った神話・寓話を模すことで、獲れにくく貴重な原材料であると強調され、入手困難が演出される。希少なキノコなら「値段が高くなるのも仕方が無い」と消費者を錯覚させるのが狙いだ。

古くは「アガリクスはブラジル産が良い」とか、「冬虫夏草は済州島(韓国)が一番」とかの商品情報で、これらの名(迷?)産地で生産されるキノコが上物?で品質が良い??として尊ばれ、非常に高い金額で売買されてきた。そのため、月額で50万円を超えるような非常識な高額販売価格が、まかり通ってきたわけだ。
命を人質として、貴重なお金をむしり取るような商いは、褒められたものでは無いだろう。

しかし、ここで留意すべきは、これらの超高額βグルカン健康食品に高額に見合うだけの内容品質が伴っているのか不明なことだ。残念なことに高額なβグルカン健康食品の殆どは、内容成分としての実を伴っておらず、肝心要のβグルカン成分は雀の涙ほどしか入っていないのが実態。折角も大枚をはたいて購入したのに商品の内実が不純物だらけなのでは救われる命も危うくなってしまう。

はっきり言うと、1単位で5万円を超えるような法外な商品には、まともな商品は無いとさえ言い切れる。
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βグルカンに水溶性が不要な理由と吸収性への影響

一部の販売店がネット上に流布している「βグルカンが水溶性でないと吸収が悪い?!」というのは、粗悪品なβグルカン製品を有利に見せかける「デマ」だ。

事実として、成分物質としての純粋なβグルカン(ベータグルカン)の物性は「難水溶性」なのだ。これは化学系の教科書にも記載されている曲げようの無い”事実“。
この「難水溶性」とは「水に直ぐには溶けないが、掻き混ぜれば溶ける」ような水との親和性を示す。市販の高純度βグルカンも”本物ならば“、スプーンで掻き混ぜる程度で直ぐに水に溶かすことができる。

逆にこのような性質が見られないβグルカン製品は、βグルカン以外の物質=不純物が大量に混入しているか、もしくは βグルカン(ベータグルカン)が別の物質に変性されてしまっている可能性が大きいと言える。
親水性の不純物を大量に混ぜ込んだり、βグルカン分子へ簡単に水に解けるような加工を施してしまうことで、βグルカンがβグルカン以外の成分になってしまうのなら本末転倒と言えよう。

つまり、原料の素材に左右されず、純度100%のβグルカン(ベータグルカン)には「難水溶性」の性質があるのだ。ゆえに”本物“の純度の高いパン酵母βグルカンも、水に対しては「難水溶性」の性質を有している。
実際に高純度のパン酵母βグルカンの代表である『オルタスβグルカン85』も水を注いでスプーンで掻き混ぜるだけで直ぐに水に溶かすことができる。

科学的とは言いがたい「水溶性βグルカン」という性質・成分を宣伝広告している製品が何かというと、実態は「水に溶かしたβグルカン」を包装しただけのモノだ。
実は”水溶性βグルカン”をして宣伝されている製品の中身は約98%が水。
これは成分表示を確認すれば解ることだが、つまり機能性成分のβグルカンは製品中に1~2%程度しか含まれておらず、残りの98~99%は水分なのだ。

このような製品を高い金額で購入してもらうために編み出された間違った宣伝文句が、「水溶性βグルカン」という”呼び方”であり、その背景も「(根拠は無いが)吸収性に有利!?」という妄想だったのだ。

どうしても「水溶性βグルカン」が飲みたいならば、安く自作する方法は簡単だ。

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